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by nawakatsunori
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「ダ・ヴィンチ・コード」の盗作訴訟、20日に結審
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「ダ・ヴィンチ・コード」の盗作訴訟、20日に結審 [ 03月20日 14時48分 ]

 3月19日、「ダ・ヴィンチ・コード」の盗作訴訟は20日に結審する予定。写真(オリジナルの記事を参照してください)は著者の米作家ダン・ブラウン氏。
13日撮影(2006年 ロイター/ Dylan Martinez)

 [ロンドン 19日 ロイター] 米作家ダン・ブラウン氏のベストセラー小説「ダ・ヴィンチ・コード」をめぐって2人の歴史学者が著作権侵害で出版社を訴えていた裁判は、20日に結審するとみられている。
 訴えを起こしたマイケル・ベイジェント氏とリチャード・リー氏は、1982年に出版された「レンヌ=ル=シャトーの謎 イエスの血脈と聖杯伝説」の共同著者。「ダ・ヴィンチ・コード」の構想は自著のアイデアを盗用したとして、出版社のランダムハウスを相手取った訴訟を起こしていた。
 作家らは、この裁判で原告が勝訴すれば、他人のアイデアや研究をベースに執筆を行うことを常とする小説家に多大な影響が及ぶと警告している。
 一方、法律の専門家らは、一般的アイデアの保護という点を考慮すれば、裁判の行方は原告にとって厳しいものになるとみている。
 ランダムハウス側の弁護人は17日、本質的に事実に基づいたアイデアは、どのような読者でも入手することができるようでなくてはならないと主張。「そうでなければ、歴史や科学、宗教といったトピックの普及や議論は無意味なものとなり、作家やテレビ番組・映画製作者の創造性を損なうことになる」と述べた。
 判決が出されるまでには、数週間かかる可能性がある。

20日って今日だよね?どうなったのかなぁ?

この『レンヌ=ル=シャトーの謎 〜』っての、ちゃんと『ダ・ヴィンチ・コード』の参考文献リストに載ってるじゃない。で、このお二人、マイケル・ベイジェントとリチャード・リーって歴史学者でしょ?

歴史学者の研究成果をみて、インスパイアされて小説家が小説をものする、これって普通のことだと思うけどなぁ。この裁判でダン・ブラウンが負けたりしたら、歴史小説は書けなくなっちゃうよね。俺は書かない(ってか、書けない)から、直接は関係ないんだけど、読むのは好きだから、ちょっと困る。

歴史家が小説にしたっていいんだろうけど、小説家とは才能が違う。小説家自身が研究すればいいんだろうけど、これまた別の才能でしょう。

小説家が歴史家の研究成果を踏まえて、面白いプロットを考え、小説に紡ぎ出す。これは盗作とは云わないんじゃないかなぁ…

そうそう、今、丸谷才一『闊歩する漱石』を読んでるんだけど、家に忘れてきたとき駅の書店で『ダ・ヴィンチ・コードの真実』ってのを買って、読み始めてしまった。並行読みしてます。

それはさておき、オリジナルの『ダ・ヴィンチ・コード』を読んだときには参考文献リストなんか眺めただけだったのに、『〜真実』のほうではけっこう大きく取り上げられてたから、この『レンヌ=ル=シャトーなんたら』ってのが参考にされたんだって知ったわけ。そこにもってきて、このニュースでしょ、なかなかシンクロニシティっぽくていい感じ。

で、それもさておいといて、このレンヌなんたら、アマゾンあたりで注文して読もうかななんて思ったりした。だから、小説が売れたら、その参考文献リストに載ってるのもついでに売れたりすると思うよ。セコいこと云ってないで、ついでに売れるのを待ってれば?小説を書く道を閉ざしたり、狭めたりすると、ほうぼうから恨まれるぜ。→お二人さん!
by nawakatsunori | 2006-03-20 16:38 |
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